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「あっ！！」
「どうした沙羅！？」
「…私のプリンが…ないよ…」
「「「何っ！！？」」」
「これは非常に重い罪だ。犯人はいったい！？」
「……まったく、勝手に食うなよな正樹……」
「へっ？ちょっと渡！どういう事だ！？」
「ま～さ～き～、自分が何したか分かってる？」
「おい沙羅まで！？そんな証拠がどこにあるんだよ！？」
「最悪だな、このクイージめ」
「クイージ！？」
「知ってるか正樹？プリンは一人一個なんだぜ？」
「幼稚園児か俺は！？それくらい分かってるわ！」
「幼稚園児……ププ……」
「コラ翔太？何笑ってんだ？」
「いや、あながち外れてないと思ってな」
「貴様～！！」
「バカ正樹！翔君に当たるな！」
「……ちょっと待てよ……皆敵？」
「それはそうよね～、さてどうしてあげようかしら～」
「やめろ！！俺は無実だぁ！！」
「ん？何の騒ぎかな？」
「優さぁぁん！！！」
「うわっ、正樹君どうしたんだ？」
「甘やかしちゃダメです優さん！」
「そうですよ！正樹はここの禁忌を犯したんですから！」
「優さぁぁん！！俺何にもしてないんですよ～～！！信じて下さいよ～～！！」
「えっ、いや、僕は…」
「「「優さん！！」」」
「……僕まだ終わってない課題あったよ……」
「えっ！？優さん！！行かないでぇぇ！！」
「腹は決まったか正樹？」
「イヤだ！！イヤだぁぁ！！」
とことこ。
「……プリン……おいちい…！」
「あらら～それは良かったわね美砂ちゃん～」
………………？
「梢さん？私のプリンは…？」
「えっ？あれ沙羅のだったの！？ゴメ～ン、残ったのかと思って美砂ちゃんにあげちゃった」
………………………
「……正樹……ゴメン」
「もういいよ……慣れちゃったよ……」
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