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そして、下っ端Gの背中にライダーキックを叩きこんだ。
「ぐあっ!!」
下っ端Gは、凄い勢いでぶざまに前方へ倒れこんだ。
すると、またまた笑みが零れてきそうな出来事が。
下っ端Gは、突然の事で驚いたのか、頭から地面についたらしく、自慢のリーゼントが変な方向に曲がっていた。
ああ、時間かけてセットしただろうに……
すると、下っ端Gが起き上がりこっちを向いて叫び出した。
「てめえ!!!これは隊長が喜んでくれた髪型なのに!!」
………あれ?
もしかして泣いてる?
てか本当に下っ端でいらしたんですね……
「てめえは地獄の果てまで逃がさねえ!!」
そう言うと、下っ端Gは目標を俺にして嘆きながら走ってきた。
勿論狙い通り、俺は下っ端Gから逃げながら女の子に言った。
「君!!今の内に逃げて!!」
「えっ?でも……」
女の子は俺を置いて逃げれないのか、ずっと立ち止まっていた。
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