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また、その部屋の主である彼自身も黒い髪に黒い瞳で、肌の色以外モノクロームで統一されていた。 ただ一点、鮮やかな彩りを持っていたのは、彼の手にしていた携帯端末から現れている映像だけだった。 真紅に縁取られた白い画面の中に文字が羅列してある。
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