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昔、それこそ
何十年、
何百年、
何千年と前に、
科学では証明することのできない、魔法と呼ばれる技術が生まれました
魔法を扱う者は、"ソーサラー"と呼ばれ、魔法を使って社会のために貢献していました
けれど、
普通の、魔法を扱えない人達は怖がっていました
いつかソーサラーは、自分たちを襲ってくるのではないかと
その考え方は人から人へと伝染して、やがてソーサラーを迫害するようになりました
ソーサラーは争いごとが大嫌いでしたが、自分を守るために、武器を取り、社会に反抗するようになりました
そして戦争になりました
人々は互いに傷つきました
このままだと人類が崩壊してしまう、そんな状況になった時
ある一人の白髪の青年ソーサラーが現れました
彼は争いを止めようと、必死に頑張りました
少年の頑張りのおかげで、
戦争は終わりました
そして二つの国に分かれて生活するようになりました
二つの国はお互いに支え合うようになり、仲良くなりました
白髪の青年はその功績を神に讃えられ、天界へと導かれました
現在、神子とまで呼ばれるようになったその青年の名前は……
────『伝説記』序文より抜粋
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