プロローグ

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僕は電話に近づき受話器をとる。 「もしもし、時雨ですけど? 化粧品かなんかの勧誘ならいらないですよ? 今、家には男しかいませんから。 まぁ、僕には1人、姉がいますけど化粧品を使うようなキャラじゃないですからね。」 フゥー…疲れた、でも先制攻撃はできたぞ! ざまぁみろ!! 『…ほぉう。貴様は麗しの姉をそんな風に見てたのか? そうかそうか。 錬樹…覚えてろよ?…』 あっ、姉さんだったんすね。 アハッ……アハハハハハハハ…… どうやら僕は受話器の向こうの鬼神……もとい、(破壊の)女神様にケンカを売ってしまったようだ…… ワーイ、僕の未来はニートより真っ暗だぁ~ 「すいませんでした……で、何?錬姉」 僕は即座に謝り僕の姉である 時雨 錬香(シグレ レンカ)に尋ねた。 えっ?錬姉だと僕と名前かぶってるって? だって、僕男だし。姉じゃ変じゃんだから別にいいんだよ。
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