0人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
2005年12月17日僕は新しい作業着と長靴に身を包まれドキドキ半分やる気半分で更衣室からの階段を軽い足取りで下りていた。
そう、この日は僕が産まれて初めてアルバイトをし始めた記念すべき日である。
僕は家の近所にあるスーパーマルハチでアルバイトをさせてもらうことになった。
僕は鮮魚部に配属になった。
ほんとは品出し(日配、ドライ)の仕事がしてみたいなぁと思っていたがその願いは叶うことはなかった。
そして、ついに鮮魚部作業場の扉を開いた。
その瞬間、強烈な臭いが…
僕は正直鮮魚をナメていたとこがあるかもしれない。
思っていたよりもはるかに生臭かったのだ。
しかし、初対面の印象が大事と考えた僕は明るく挨拶をした。「こんにちは、今日からここで働かしていただきます、よろしくお願いします。」
すると、社員の人達は優しく受け入れてくれた。
僕はホッとした。
それが僕の1年3ヵ月19日に及ぶマルハチ人生のはじまりである。
最初のコメントを投稿しよう!