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転入して来て一週間が過ぎた頃、梓はクラスメートとすっかり溶け込んでいた。
そんなある日
ダダダダダダッ
バッターン!!!
教室のドアが勢いよく開いた
「大変大変~ッ!!!!!」
生徒が1人、顔を赤くしながら教室に入って来た。
美佳「絢芽じゃん??どうしたの?」
顔が赤かったせいか、美佳は絢芽と言う子の額に手を添えた
美佳「熱がある訳じゃないな」
美佳は、紅の横に座り直した
絢芽「そんな事じゃなくて、〝帰って来た〟のッ!!」
梓「帰って来た??!誰が」
その子は信じられないと言った顔であたしを見ていた
絢芽「誰が??って王子だよ!!!てか、アナタ誰??!」
紅「アハハッ、絢ちゃん!!だって、梓は最近転入してきたばっかだよ。王子を知るわけないよ」
絢芽「そうだったぁ~、よろしくねッ!!梓」
梓「うん(笑)」
絢芽「それより、梓ッ!!王子の情報知りたい!!?知りたいよねッ??!…王子はね~、物凄い格好いいのッ!!イケメンなのッ!!!」
絢芽は、頬を赤く染めながら近くにある椅子に座った
梓「えーっと」
生憎、あたしはイケメンと言う分類に興味がない。何故かはわからないけど
梓「あn「梓~ッ!!その面食い女に関わらねー方がいいぞ」の…」
1人の男子があたしと絢芽の間に入ってきた
絢芽「ちょっ!!なんで、暁人が入ってくんのよッ!!」
暁人「ぁあ!!?、お前がドタバタと教室に入って来て迷惑してんだよ!!!」
絢芽「何が迷惑よッ!!入って来て悪いの!!?」
暁人「たりめーッだ!姉貴が弟の教室に入って来るとかマジうざー」
えっ?!!
姉貴??弟??
絢芽「暁人には関係ない話だからいいじゃないッ!!それとも、好きな子いるから割り込んで来たんじゃないの??ニヤッ」
暁人「ち、違えよ…////ッ」
すると暁人は美佳をチラッと見ると顔を真っ赤にした。好きなのかな??…
絢芽「クスクスッ…ねッ!!美佳ぁ~、今日放課後買い物に行かない??」
美佳「ん…、梓達もいい??」
絢芽「いいよ(笑)」
絢芽がそういうと美佳は微笑んだ
あたしが見てもその笑顔は、綺麗だった
暁人「ッ//////!」
それは迷える子羊には刺激が強かった(笑)
美佳「…、ねぇ」
紅「ん??」
美佳「暁人も行かない??」
美佳のいきなりの提案に、
暁人side
えッ!!!!?
えぇぇぇぇ!!!!!!?
マヂで!!!!???
ヤバッ!!!
すッげー嬉しいんだけどッ/////!
暁人side終わり
迷える子羊はパニックになっていた
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