2/10
前へ
/183ページ
次へ
チルがシャワーをする、ほんの少しの時間も寂しいと思うなんて… こんなにも孤独に弱い人間だったっけ? なんて考える まだ…大切な人が傍からいなくなる恐怖感が拭えないんだろうな ソファで小さくなって、寂しさと一緒に自分を抱き締めた テーブルに置かれた、自分のipod イヤホンして、大音量で再生する イキイキと歌うチルの声が心地いい 「…♪どんな色も自分のモノにして 抱き寄せれば 全てが混ざる~♪」 口ずさむ、覚えやすいメロディー 聞いてるうちに、遠くなる音楽。仕事の疲れと 満腹感が手伝って、僕はそのまま意識を手放した
/183ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加