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朝…私と一人の少女が同じ学校の制服を着て道を歩いている
私の名は令瀬 沙希(れいせ さき)17歳、黒髪を長いポニーテールにして自分で言うのもなんだけど…長身でかなり良いスタイルを持っているはず
「今日も天気だね!」
私はもう一人の無表情の少女に問いかける
無表情の少女の名前は令瀬 雪華(れいせ せつか)歳は17歳、髪は純白のセミロング、病的に白い肌、それ程高いわけでもない背丈、そして血のように真っ赤な瞳、あととっても可愛い
「……そうだね」
雪華は無表情のままだが…雪華今日は気分いいみたい
「…今日、何かあるの?」
「……うん…大事な日だから」
無表情、それでも幼い頃から一緒に住んで居るのだから機嫌がどうかなんてなんとなく判別がつくのは当然
「そうなの?…何の日?」
「……秘密」
そう言って雪華は無表情で歩いている
「ちょっとだけでいいから、ね?」
「…ダメ」
そう言う雪華に何か言おうとすると後ろから声が掛かる
「おはよう!」
金髪ツインテールでツリ目の少女、紅嬢 恋架(こうじょう れんか)同じく17歳が声をかけてくる
「二人して朝早いわね」
「うん、今日は雪華が早く起きてくれたから」
「そういう事」
恋架は納得したようで手の平を握りこぶしでポンッ、と叩く
「……沙希、早く」
雪華は道を進んで行ってしまう
「あっ、雪華、ちょっと待ってよ!」
私は急いで雪華の後を追った
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