プロローグ

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俺は周りを見回してみるとそこら中に反乱軍、正規軍の屍が転がっていた。 反乱軍の生き残りの中には武器を捨て死んだ様な顔をして投降する奴等が数人いた。 それとは逆にこちらの軍では、生き残った者同士で喜び合っていた。 だが俺には生存を喜び合う仲間もいないし、戻る原隊も無く俺は無性にやりきれなくなって戦場を後にした。 俺の日常を滅茶苦茶にしたこの戦場から逃れたかったのだ。 俺は町を抜け森に入り山を越えただひたすらに走り続けた。 そしてたどり着いたのは今のアパートだ。
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