*プロローグ*

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  諦めたような 溜息と共に, 火照った腕を床に下ろす。 疲れを癒すかの様に 背に当たるベットに 頭を預けた。 上を向いた視線が, 埃の積もったエアコンを捉える。 『そんなに言うなら  自分の家にいればいいだろ?  せっかくエアコンあるんだしよ』 今も その場にいるかの様に, 鮮明に蘇る声。
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