冷めた月

1/1
前へ
/5ページ
次へ

冷めた月

病んだ夜に 願いをかけて… 「まだ、愛してるの…。」 痛む言葉に 独り堕ちて… あなたのいない 空ばかり見てる 冷めた月に 願いをかけて… 「まだ、側に居たいの…。」気付く頃には 君は老いて… あなたのいない 空に迎う… 碧い病みが 白く光るあなたの姿さえ幻想に変えて… 僕は いつも君に逢いたいのに…願い穿かなく 朽ちて逝くのか? 冷めた月の前に…。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加