「信じて!」とジッと凝視する彼女は→ウソをついている

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彼女の部屋で、二人仲良くテレビを見ていた土曜の夜のこと。 テレビの前のテーブルに置いてあった彼女の携帯電話が、突然鳴り出しました。 土曜の夜、しかもけっこう遅い時間です。 「出ないの?」と彼女に聞くと、「どうせまたA子のグチを聞かされるだけだからいいの」と言って、電話に出ないのです。 しかし、ただそれだけのことなのに、何故か彼女の態度には違和感がありました。 そこで、彼女がトイレに立ったとき、よくないことと知りつつも、彼女の携帯の着信歴を確認してみると、そこには男性の名前がありました。 そして、戻ってきた彼女に「この男は誰?」と問い詰めたところ、「会社の上司よ。休日でも仕事の指示を出してくるから困ってるの」と彼女は答えたのです。 さすがに疑問に思い、「そんなはずないだろう?本当なこと言えよ」と迫ったのですが、「わたしのことを信じて!」と、彼女は真剣なまなざしで訴えてきました。
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