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次の朝、 師匠は怒らなかった ほっとしたけど、 すぐにどこかにまた出かけちゃって、 寂しかった 「し・・・ごと・・・・」 仕事に行かなくちゃ・・・ 朝の街を、一人でとぼとぼ歩いた 「僕 ねぇそこの白髪のボク」 「ぇっ・・・はぃ ?」 呼び止めたのはおじさん 「一人でどこに行くんだい?」 「仕事です」 「仕事!?」 「はい」 おじさんは少し考えると、 ニッコリと笑って言った 「お金が欲しいなら、 いい仕事あるけど・・・やる?」
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