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・・・・・? 寒い。 雪がやたら降ってる。 そんな真っ白な世界の中に 真っ白な子供がいた 正確にいうと 白髪の子供がいた 「おぃガキ」 自分から話し掛けておいて疑問に思う 普段なら酒と女にしか興味の無い自分が 何故この子供に話掛けたのか 「――――――?」 無言で振り向いたそいつは 酷くやつれた顔をしているように思えた こいつに何があったかわからないが 側に置いて置かなければいけない気がした それが”情”なのか または違う感情なのかはわからないが 気がついたらもう魅入られてた
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