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「ほら…やっぱり切ってんじゃん;手、貸してみ?」
「ぇ…?」
ペロッ…
「っ…//ゃめ…痛いし…しみる//」
「そんぐらい我慢しなさい」
そう言いながら丹念に郁人の指、手を垂れていく血を追うように舐めとっていく
ペロッ…ピチュ…
「…っはぁ…もっ、大丈夫だから…///」
「………………」
チュプッ!
と音を出して唇を離した
「どうしたの、郁人?…顔真っ赤だよ?」
妖しい笑いを浮かべながら首を傾げる晃一
「…なんにも……なぃ///」
「嘘だ……はっきり言ってみ?」
「…!!だから……その…///」
郁人の耳元で囁く
「俺に指舐められて感じちゃった?」
「~ッ!!……っそうだよ!///…恥ずかしいこと言わせんなっ!…///」
ふいっとそっぽを向いて切り終わったリンゴを持ってリビングまで足早に行ってしまった
「可愛いなぁ…もぅ…(ボソッ)」
郁人はもうソファに座ってテレビを見ている
「ごっち、リンゴ食べるよっ//」
まだ耳は赤くなっている
「…なぁ、郁人?」
「なーに……!!?」
呼ばれて顔を向けた途端、晃一に唇を奪われた
更に舌まで絡ませて深いキスをする
チュク…チュク…
「ん…ふぅ……//」
「…………」
片手でしっかり郁人の頭を捕え、もう片方の手でテレビをスッと消した
静かになった部屋に余計にいやらしい水音が響く…
ピチャ…ピチュ…
「ふっ……ん~!!!」
郁人はさすがに苦しくなり晃一の胸をドンドン叩いた
「……んはっ!」
ようやく唇を離す
「はぁっ…もっ……長い…///」
「あれだけで余裕無くしちゃ駄目でしょー」
晃一はいたずらっ子な少年の様にケタケタ笑っている
「ね、郁人……シよっか?」
耳が弱い郁人にわざと耳元で囁く
「ぅ…ぅん///」
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