はじめての彼氏

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まだ14歳だった私は、アホガキだった。近くの高校のおねさんのマネが、したくてしたくてしょうがなかった。ピアス開けるのも、高いヒールの靴も痛いことばっかりだった。あとは、男の人と寝る時とかも。中学の2年の時だった。好きな人がいた。今思えば目立たない、冴えない先輩だった。だけど、好きで好きでしょうがなかった。先輩って、響きに恋して気が今じゃしないでもない。黒川先輩。はじめての彼氏は、嘘ツキだった。
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