白夜

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「うっ…」 大きな声で助けを呼ぼうと息を吸い込んだら、異臭で喉の奥が焼けるように熱くなった。 「これは、変な薬…」 重たくなった頭の中で自分の声がこだましていた。 体が鉛の様に動かない。 誰かが、私の胸元を触っていた。 私は、意識が飛び深い沼に沈み込んでいった。
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