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さて。
手伝うとはいえ、男同士の、ましてや勃たない奴をどうやって治すか分からない。
｢う～ん、どうするべきか…｣
御厨谷はホモな友人や知人に聞きまわるが、いい収穫はなかった。
そこで、もう一度幸野の勃たなくなった原因を調べるべく一宮に話を聞いた。
｢…なるほど、それなら…｣
｢？なんか判ったのか？｣
ぶつぶつ言っていた御厨谷がじれったくなり、つい口を挟む一宮。
｢あぁ、わかったよ。ぼくが考えたのは、まずそのきっかけを崩していく事なんだけど…｣
｢？きっかけを崩していく？？きっかけは、俺が幸野に苦痛な思いさせたから、じゃないのか？｣
｢うん、『それも』だけど。｣
｢『それも』って事は、きっかけは１つじゃない…のか？｣
｢さすが、一宮。その通り。｣
｢まず、さっきから言ってる『苦痛な思いさせたから』が１つ目。
実は、戒めのつもりだったんだろうけど…『そんなことでは俺とｾｯｸｽできない』の一言も結構キツいよ。｣
｢・・・。｣
キッパリと理由を話した御厨谷。
そして。
｢まずは、きつくあたった処から治していかないと。｣
『きっかけを崩す』最初の方法を教えていく御厨谷。
それを聞いた一宮の顔は、みるみるうちに真っ青になっていった。
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