序章:別れの季節

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祐樹「行ってきます」 えっ遅刻?そんなことしないよ 俺の名前は神楽祐樹 現在中学三年生 って言ってもあと三日で卒業だけどね ちなみに県外の学校に行く このことは親しか知らない ?「祐樹~」 祐樹「よっ五月」 五月「おはよ~祐樹」 こいつは幼なじみの笹川五月 小学校からの付き合い いいやつだ そしてモテる 五月「どうかしたの?」 祐樹「えっ、あ、いやなんでもない」 五月「?」 あぶね~不審者に見られる所だった とか言ってたら学校についた 五月「ここに来るのもあと三回か~」 祐樹「そうだな~」 今思うと楽しい中学校生活だったと思う そしてこの町とももうすぐお別れか~ 五月「はやく教室はいろ」 祐樹「そうだな」 ガラッ 席に着き隣の五月と話ながらチャイムがなるのを待った 先生の話によると今日は リハーサルをやり、明日は出来なかった所の練習だそうだ この中学校では卒業証書を もらうときに高校への抱負を言うことになっている 俺はもちろん引っ越すことを言う 皆にカミングアウトするのは 今日になりそうだ
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