伝わる

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山本side 目が覚めたときにはもう朝だった。 昨日は何してたんだっけ。働かない頭を動かす。 そうだ。俺、獄寺に告白したんだ…。 獄寺はまだ寝てるだろうか。 ベッドから起き上がり横を見る。 獄寺はいなかった。 布団は綺麗にたたまれている。 出てったのか? そのとき、たたまれた布団の上に紙が置いてあるのを見つけた。 急いで手に取る。 そこにかかれていたのはたった一言。 “   ” 読んだ瞬間、獄寺の行動を理解した。 獄寺はただ恥ずかしかっただけなのだ。 まだ、走れば追いつくかもしれない。 俺は家を飛び出した。 .
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