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大国は対立国を非難すると同時に途上国へ対しての攻撃を強化した。
世界は揺れた。
それぞれの同盟国は窮地に立たされた。
第二次世界大戦以来の世界を巻き込んだ戦争が始まるかもしれない....
日本は大国側の国だ。
法律で戦争はしないと定められていても、いざ始まればそうはいかない。
敵国が攻めてくるのを黙って見ているわけにはいかない。
一触即発....
「それで....どれくらい時間があるんだ?」
男の声に防衛本部の代表が答えた。
「防衛本部としての予想だとこの状態が続けば半年後には....」
「涼....半年後に第三次世界大戦勃発か?」
涼と呼ばれた男が頷いた。
「はい、神様。」
天議会の中に集まった全ての人間が神様と呼ばれた男からの言葉を待った。
神は立ち上がり、全員の顔を見渡すと白い歯を見せた後に大きな声を出した。
「やるしかねーだろっ!?おまえら自分の子孫を見殺しに出来るのかよっ!?」
神と呼ばれた男の名前は....
神坂裕太。
天界、心界そして地獄からの圧倒的な支持で神に就任した男。
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