283人が本棚に入れています
本棚に追加
/221ページ
そんな前向きな考えを浮かべてみても、やはり不安は募る一方。
今、明浩くんと加代さんは部屋で二人っきり。
まだ加代さんが部屋に行ったばかりなのに、この待ってる時間がもどかしい。
もう明浩くんは選んだ答えを告げたのだろうか?
そんなわけがあるはずないのに早く答えが聞きたくて、無性に不安になってチラチラと階段に目をやってしまう。
どんな話をしてるんだろうか?
考える時間がありすぎて不安だけじゃなく、今部屋に二人っきりの加代さんへの嫉妬まで出てくる始末。
彼女でもない私に嫉妬する権利なんてないのに。
最初のコメントを投稿しよう!