14人が本棚に入れています
本棚に追加
あたしと彰は無言のままふたりで学校を出た
けど周りはキャアキャアうるさかった
あたしと彰が付き合ってるとでも思ってるんだろうな…
『紗英』
「あ、ん?何?」
『俺のこと嫌い?』
「へ?嫌い?嫌いじゃないよ?」
『なら、好き?』
「好きって言うか…まぁ好きだよ?どぉしたの?」
『俺の彼女にならない?』
「はっ?!」
『いや?』
「嫌じゃないけど」
まだよく彰のこと知らないし付き合ったりはできないかなぁ
『嫌じゃないなら今から紗英は俺の彼女ね!』
「ちょっと!話を最後まで…」
チュッ
…………………
『紗英?』
「………………………」
『顔真っ赤だよ?』
!!!!!!!!!!!!
おでこにキスされたあああ!!!!
慌てておでこに手をあてて彰を見た
『紗英、そんなにあわあわしないでよ(笑)可愛いな!』
彰はあたしの頭をくしゃくしゃと撫でた
最初のコメントを投稿しよう!