悪魔☆が☆来た

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「建物…?」 「うん。何か持って急いで走ってるから追いかけるの大変だったんだよー」 ってーと…あぁ、さっき行ったコンビニか。 ……うん? ってことはもしや母さんに見られたんじゃ… 「亜希は俺にしか見えないとか、そんなのあるのか!?」 「ううん。みんなからも普通に私は見えるよ?」 やっちまった…… おいおいじゃあ、あれか。 母さんがニヤニヤしたのって、俺の後ろについて来ていた亜希が彼女と思ったからとかなのか。 休みの夜に思春期真っ盛りな男が彼女と部屋に行く…となるとニヤニヤするのも分かると言えば分かるものだが…… 「とりあえず亜希。今はこの部屋にいてくれ。分かったな?」 「ゆっくりして?」 「いってね!!」 饅頭顔して叫んで荒々しくドアを閉める。 早く母さんの誤解を解かなきゃ…
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