プロ☆ロ☆ーグ

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「ダルい、暑い、やってらんねーよ…」 集中力をごっそりとかき消すかのような劈く蝉の悲鳴が外から聞こえる。 いま俺は中学校という名の義務教育トラップの一つ、夏休みのバカなほど出る宿題をせっせと片付けているところだ。 本当ならサボりたいのだが、今年で俺も受験生。 一つの提出が高校を左右する大切な時期。 だから、嫌々なのだが一つ一つ片付けている。 「夏休み1日で全部終わらすのは無謀なのかよ…」 夏休み前半の1日で全部終わらすと後半が遊び放題でかなり楽になるしなー。 ここは心を鬼にしてパッパッとやるか。 「…に、してもこの量はさすがに多すぎるだろ」 机の上には山積み。とまではいかないが、そこそこの量のプリントやらワーク。 今日は徹夜コース確定だな。と一人そう思いながら止めていた手を再び動かした
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