プロ☆ロ☆ーグ

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真剣に取り込みすぎた結果、気がつくと外の世界はオレンジ色に包まれていた。 相も変わらず蝉の合唱は、全力とは言わないにしても続いていた。 外はこんなにうるさいって中でよくこんなに集中できたな、俺… 「ちょっとだけ休憩するか」 気分転換に何か飲み物をばと、部屋を出て台所へ向かう。 そこでは母さんがなにか困ったような顔で料理をしていた。 鼻をくすぐるような美味しそうな匂いは間違いなく良いのだが、なんだか嫌な予感が… 「あ、麦!ちょうど良いとこに来たわね」 「な、なにさ、母さん…」 母さんになにか困った事が起きた時、俺を呼ぶ理由はとうの昔からもう知っているのだが一応聞くことに。 「お使いに行ってきて…「了解」」 やっぱりか…   母さんから買い物リストを渡され、いざスーパーに。 気分転換のつもりがお使いになってしまった。 あぁ、勉強の時間が失っていく…
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