プロローグ

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      だがしかし、返事は俺の予想とは全く違っていた。なんと、彼女は俺の申し出を受けたのだ。   得体の知れない…と言ったら傷つくが、見知らぬ同級生をホイホイと信じるとは、色々と危ない一面を持つことになるだろう。       「おっと、何を考えているか分からないけど、一応私は洞察眼に優れていると思うんだからっ☆」       驚いた。まるで思考回路を読み取られたかのように思えた。 ……が、読心術が使えるような表情や雰囲気を持ってはいないように見える。   とにかく、彼女はあらゆる面で優れていると言うことにしておこう。      
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