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…考えていても良く分からないの……だから思わずむつきのお腹をビンタしちゃったのー。
むつきは呻き声を一つ上げたけど、まだ起きる雰囲気は無い……
「柊ちゃんったら、睦月君に惚れちゃったんですねぇ…まったく、睦月君も罪な男の子です」
「…ちっ…ちが…!?」
私が、むつきに?そんなの有り得ない。私は他人が嫌い。今も、この人とは関わりたくない。
……だけど、むつきはちょっとだけなら…ちょっとだけなら良いかもなの。
こうやってむつきを見ていると、段々とむつきの顔が大きく見えてくる。
何故なの…?むつきの事を考えてみたから…なの?
「ほらほらぁ、もうちょっとでちゅーですよー」
「………!?」
ガバッと、むつきから離れる。
後もう少しで、むつきと唇を合わせる所だった。
この、みずきって人がゆっくりと私の顔をむつきに近付けていたのが原因なの…びっくり……
「もう、折角の機会だったのに勿体無いですよ?」
「うるさいの。だったら自分ですれば良いの」
すると、両手をポンと合わせて、今頃気が付いたような表情をしていた。
そして、今度は自分からむつきの顔に近付けていく。
……何だか、胸がキュッと締め付けられたような痛みを感じた。
病気になっちゃたのかな…?
「んー…んむ…」
むつきと唇を合わせるみずきって人は、ほんのりと頬を染めて、ちゅーをしている。
見ているこっちが恥ずかしくなる位、えっちなの。
むつきの頬に右手を添えて、左手でむつきの顎を動かして口を開かせ、その後にゆっくりと舌を入れて……あぅあぅ…えっちぃの…!
「……っふ…んちゅ…」
もう…見てられないの…!
私は目を両手で隠して、二人に背中を向けて見ないようにした。でも、えっちぃ音が聞こえてくるの……
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