第三色

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    そしたら、睦月はんが二回目になる霧吹きを披露してくれた。 今度は気管にお茶が入ったらしく、滅多に見れへん睦月はんの焦った様子が見れたでー。   ふふ、何やウチ、睦月はんの意外な一面を見れとるなぁ。     「……この際はっきり言わせてもらいます。みつねさんは阿呆です、痴女です。」   「んなっ!?それは酷いで睦月はん!この服だって睦月はんが貸してくれたんやないか!」     せやからウチはシャツを着て、穿けないズボンをこうして手に持っとるんやないか…!     「それです、それがおかしいのです。何故にズボンを穿かないのですか?」     う…睦月はんは鬼畜や…ウチにそんな恥ずかしい事を言わせようとするなんて、サディストの極みや!   むぅ?心なしか睦月はんの顔が赤い……気管にお茶が入って噎せたとはまた違うような…。     「もしかして睦月はん…ウチがこの格好をしてるのを見て興奮してるん?」   「ば、馬鹿なことを言わないで下さい。もうみつねさんなんて知りません」     そう言い捨てて睦月はんはどこかへ行ってしもうた。   でも、テーブルの上に未だ熱を持っているお茶と、団子が置かれとる……睦月はんが用意したんか?     ツ、ツンデレや!! 睦月はんはツンデレなんや!!     睦月はんのデレのお陰で用意されたお茶と団子を有り難く食したウチは、取りあえず色々な部屋をぶらぶらと歩き回り、睦月はんが用意してくれた布団の場所を探し回った。         せやけど、どうもそれが見つからなかったから、不本意ながらウチは睦月はんの部屋に忍び込んだ。   不本意やで!?見つからなかったから仕方無くだからやな…!?    
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