第四色

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    そんなエロスな格好に気が付いたみつねさんは、自分の格好を見て、俺を見て、自分の格好を見て、俺を見て。   二回ほど目線が合った時、みつねさんは発狂した。     …なるほど…時間差かっ…!     「ふぇぇ!ウチ…ウチ…睦月はんに全部見られてもうた…あんな所やこんな所、恥ずかしい所まで全部!」     あわわわわ。 と、慌てているみつねさんを観察していたかったが、生憎俺も学生。 登校時間に間に合うためには準備をしなければ。   取りあえず寝間着から制服に着替えるために上着を脱いだ。 朝食は食べる暇が無さそうだから、抜いていくとしよう。       「わわわ…だだだ駄目や睦月はん…ウチまだ心の準備ができてへんよ…?」       そう言いながら胸元で手を合わせて開いているのか分からない目を閉じ、唇を差し出してきたみつねさん。 仕方ないからその場にあった枕を投げつけといた。   後悔はしていない。だが愉快だったのは否定しない。    
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