第四色

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    ――うぁー、おはよう皆はん。 みんなのアイドルみつねやで。   ……冗談、冗談やって。   昨日家の鍵を無くした言うて、睦月はんの家に泊まらせてもろうたんよ。 せやけど実は鍵なんか無くしておらん。     ちゃーんと大事に隠しとる。 うん?どこに隠したかやって? そ…それは言えへんよ…ウチ恥ずかしくて死んでまう…!     さて、冗談はさて置き、本当は睦月はんから受け取ったスペアの鍵を内緒で複製しに行くのが目的なんよ。 睦月はんを騙すのは罪悪感があるし、犯罪スレスレなんは分かっとる。 せやけど、これが必要なんや。   恋愛には興味無しで、無愛想、他人を拒絶しはるガードの固い美少女のために必要なんや。         ぶっちゃけ柊 飛鳥はんの事やけどな。         朝から行ってもええんやけど、せっかく睦月はんの家に居るんや……少し睦月はんの部屋を探索してみようやないかっ。    
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