初めて!

3/14
前へ
/357ページ
次へ
   「つ、付き合ってマス。」  うきゃぁあ… 恥ずかしいぃ。  も、悶えてしまう…。  「キャァ…おめでとうございますぅ。」 あたしに 抱きついてきて、自分の事のように 喜んでくれた 綾香。  うーん、綾香 柔らかいし、いい匂いするぅ。  「あ、ありがとう。でも 恥ずかしいから あんまり言わないでね。」  「分かりましたぁ。今も 真っ赤ですよ、恋する乙女ですねぇ。」  いや、顔赤いのは 綾香の抱き心地が良かったからだよ。  と、男前な この顔で言ったら アブナイ世界に 入り込みそうなので 止めておく。  「…で、西園寺専務って どうですかぁ?」  「えっ…と、どう?って、何が!?」 綾香は チラッと あたし達の方を向いていない高城を見てから、  「西園寺専務って、激しそうですよねぇ。」 と、あたしの耳元で ささやいた。  
/357ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14458人が本棚に入れています
本棚に追加