狩りその4 -ナルガクルガ-

5/7
前へ
/215ページ
次へ
「姉ちゃん…もうどっか採集とかしてていいよ。」 それは… 【邪魔】って事ですか(泣 そんな事は姉が許さん! 第一ピッケルも虫あみもないしね! と、いうことでベースキャンプから爆走して弟の居るエリアまでGO! エリア再到着! 隣りから「うわ…」って声がしたことは気にしない。 これから私が役に立つ事を 証明して差し上げよう! まずはシビレ罠。 相手はまだ怒ってないので落とし穴にははまってくれない。 スキをみて仕掛け終ったら弟を呼ぶ。 「罠仕掛けたからこっちー!」 弟が武器をしまってバタバタ走ってくる。そして弟を追いかけてやってくる迅竜。 よっしゃ!来い!はまれ! はまった!! シビレ罠を見事に踏んだ! 「ザマミロ」と連呼しながら弓をバシバシ撃つ自分。 そして早めに攻撃を止め、閃光玉を用意する。 こうすれば、暫くは集中してこっちに来たりはしない。 そして見事閃光玉が上手く弾けたら… 「睡眠瓶用意ー!」 1人で叫んで1人で準備。 哀れとか言わないで下さいね。これ、癖です。 と、まぁ睡眠瓶をギリギリ使い切るかぐらいの時に迅竜はグッスリ。 攻撃のチャンス! しかし私は弟が攻撃するより効率がいいものを持って来た。 「大タル爆弾G~」 (ドラ●もん風に) 2つの大タル爆弾Gをひょいひょい置いていく。 するとなんと弟も持っているではないか! 君、火属性なのにタル爆弾をいつ使うつもりで持ってきたんだい…? 4つの大タル爆弾G。 それを起爆させるのは勿論私…ってコラ!! 勝手に起爆させるな弟! くそー…あいつめ、ペイントボールで起爆させやがった。 これ、私のおかげなのに… 心の中で嘆きながらも迅竜はかなり痛い目覚まし時計で起き、怒り始めた。 まぁ…こんな起こし方されれば誰でも怒るよね、うん。 でも、そこで容赦しないのがハンターさ! 「落とし穴~」 (ドラ●もん風パート2) 弟を囮にしつつ落とし穴を仕掛ける私。 ちなみに弟を囮にするのは私の基本戦術です。結構多いです、こういうの。 まぁそんな事は水竜のいる川にでも流して置いて。 落とし穴セット完了! さぁ、はまるが良い! ナルガクルガよ!
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!

686人が本棚に入れています
本棚に追加