たどりついた場所

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私は少しの迷いもなく歩き進んだ 焦りの様な感情も抱きながら何かに吸い付けられるように。 夢中で歩いた。 普段独りで知らない所に行くなんて心細くてしない私が 学校と家の間の道だからといって行ったこと無い道を振り返らずに歩き続けるなんて自分でも信じられなかった。 3つほど曲がり角を通りすぎ、左に曲がった突き当たり。 私は物静かな落ち着きのある、少し古びた店の前に立っていた。
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