~like the wind~

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  キーンと冷えた空気が張る。 落ち葉踏みしめるとカサと鳴る。 風が木々を鳴らし、 川の水が囁く。 「どうした?」 って聞かれてるように感じる。 「何でもないよ、ただ風を見て、音に触れたいだけだよ」 すっと風が止む、 川は変わらず流れるのに一瞬黙る。 この瞬間がたまらなく好きだ。 そして、全てがザッと騒ぐ キーを入れ シュトトトッっと目を覚ますエンジン メット被ると、木々がざわめく 「またこいよ」 囁かれた気がする ちょっと見上げてメットに舞う葉っぱに触れられる。 初め静かにクラッチ繋いで ちょいと左手挙げてみる。 …誰に? いいじゃないか これこそセローにしか無い世界だから。image=445458985.jpg
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