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詩音と敦史はそのまま歩きながら他愛の無い話をして学校への道を歩いていた。
校門の前に来ると、敦史はそこに見知った顔を見つけ駆け寄った。
「祐貴~!!」
祐貴と呼ばれた少年はこちらを振り返った。
「おはよう敦史、桂木」
「ああ、おはよう霧谷」
詩音と祐貴は挨拶を交わした。
「なあなあ祐貴、すげぇ面白いゲームが出たんだけど」
「ゲームか……そんなことをしている暇があるなら少しは勉強したらどうなんだ?」
「うるせーよ!!良いんだよ勉強なんて。今が楽しければさ」
このような光景は日常的であるので、詩音は特に気にする様子もなくこのやりとりを聞いていた。
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