~某日・豪雨~

6/17
前へ
/148ページ
次へ
「……つまり…最悪のタイミングで召喚されて、そのまんま死んじゃってるかも…って事?」 老人は困った表情のままうなずく 「………そんなのアリ…?」 よろよろと立ち上がる少女…メルは光の壁の上から陣の中心を覗き込む 自分の召喚獣の亡骸を見る為に 「…え?」 何かと 「どうした?」 目があった 「オジィ!!私の召喚獣生きてる!!」 その言葉を合図にするかの様に光の壁は消え、陣の全体がはっきりと見えた メルと老人が見たこともない服装の男 ずぶ濡れで、ぽかんとした表情で座り込んでいる 「………人間?」
/148ページ

最初のコメントを投稿しよう!

99人が本棚に入れています
本棚に追加