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んで、昼休み。
この時間は、いつものメンバーで飯を喰うのが日課だ。
何時もの様に、喰い終わって。
谷口が言い出した。
「はあ………」
それに高山が答える。
「どうした?」
「だってよ―………今日変な夢見たから気分がちょっとな―」
「変な夢?」
俺がそういうと、谷口は。
「いや………なんだか言いにくいんだが………」
と、谷口が語り出したが、あまり分からなかったのでここで要約しておく。
谷口曰く………
起きてみたら真っ白い場所に居て、誰か分からない女性の声が自分の名を呼んだそうだ。
それは今日の夢に、あまりに合致していたので、俺は思わず、叫んでしまった。
「………なに!?」
その瞬間、教室内が一瞬、静かになる。それを聞いて、俺はしまった、と思った。
「そんなに驚いて、………どうした?」
「………俺もなんだよ………」
それに続き、高山も、
「………実は俺も。」
谷口がその発言に驚く。俺は、
「確かに。今日。見たんだよ。」
それに対し、高山は。
「ま、ただの夢だろうぜ、そういうのは。こんなんが正夢ならたまらんがな。」
それに対し、谷口は。
「確かにだな!よし、この話題は終わりだ!そういや………」
などと、話し続ける俺達。
いくらかして、昼休み終了のチャイムが鳴った。
谷口は、
「さぁて!寝るか!」
と伸びをする。それに対し、高山は。
「こらこら。ちゃんと受けろ。」
俺は、
「そんなんじゃほんとに単位落とすぞ?………まあ、俺がいえた事じゃあないが。」
そんな会話をしながら、俺達は自分の席に戻るのだった。
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