十哉 17才 春

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「と-や-!!コンちゃん!ご飯行こ!」 4月も終わりかけの水曜日、ハルとはお昼ご飯を一緒に食べる程仲が良くなっていた。 「学食?弁当?」 「ハルは今日は学食だよ」 ハルには女の友達がほとんどいない。 1年の時は軽くいじめさえ入ってたらしい。 まぁ、あの性格じゃいじめても、面白くないから、実質的ないじめはすぐなくなったみたいだが。 俺はいつからハルを好きになったんだろ いつの間にか目で追ってて、あっという間にハルしか見えなくなっていた。
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