49人が本棚に入れています
本棚に追加
「後、お前は部隊を異動になった」
「・・・なに?」
「ワシとしては、お前に居てほしかったんだが
どうやら南部の状況が芳しくなくてな
前線を保つのがやっとらしい
そこでお前に戦況を変えてほしいらしい」
今度は俺がため息をついた
「ずいぶんな話だな
俺は徴兵士官だぞ?
来月には俺自身の徴兵期間も終わる
そんな戦地に異動になれば、3ヶ月は戦わされる」
「もちろん金は出させる
徴兵期間の事は知らなかったな
期間は延長させるだろうが、延長1日につき給金の補償も取り計らっておく」
俺はどこまで守銭奴に見られているんだろうか?
「たく、分かったよ
異動すりゃいいんだろ?
シュナイダー中将」
「出ていく時ぐらい正式な挨拶をせんか馬鹿もん」
「・・・
ソル・フリークス少佐
異動拝命しました
これより南部の前線基地に異動します」
「行ってこい、『隻眼の死神』」
「・・・その名前で呼ぶな『斬り裂き魔』」
最初のコメントを投稿しよう!