~One Side Eyes~

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俺は手荷物を簡単に纏めた 元々、軍には荷物が増える機会がさほど無い だからスーツケースに衣服と勲章、あと通帳をしまい 狙撃銃を分解してもう1つのスーツケースに詰めれば部屋に荷物が無くなる 我ながら寂しい奴だと思う 部屋から出て転移魔法陣の場所まで歩く 途中ですれ違う奴らは、俺を見ると大抵が物騒な物を見る目で見てくる 残りの奴らはあからさまに舌打ちをし 忌々しそうな目で見てくるが、俺が睨むと蜘蛛の子を散らすように去っていく まぁ構わない 俺の戦い方が気に食わない奴は舌打ちするだろうし 自分より魔力の無い人間が武勲を数度も上げていると忌々しくもあるだろう 雑魚は雑魚なりの苦労があるように 望んでいない出世をした凡人には凡人の苦労があるんだよ さて 魔法陣の準備が整うまで眠りますかね
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