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リシェラが後ろを向くと、銀髪を片側だけ伸ばして眼帯を隠した男が居た
身長はリシェラより少し高く、剣士にしては細く魔法使いにしては大きな体をしていた
男はリシェラの横まで歩くとやる気の無い敬礼で
「ソル・フリークス少佐、只今到着しました」
と、これまたやる気の無い声で言った
シエラ少将は顔を強ばらせながら
「シエラ・ウェルコフ少将です
この基地の司令官に当たります
宜しくお願いしますね?」
と自己紹介をし
「隣の方がーーー」
「リシェラ・クランツ中佐だ
貴官の上官に当たる」
「はいはい、そうですか」
リシェラの自己紹介をソルは興味なさげに応答した
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