物語の終わり

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物語の終わり

「フフ…フフフフ…」 笑い声が響く 物語の真犯人は私 「フフフ…」 だってイタズラだもん 私だってイタズラされたし 「ねぇ…3人共…」 そこには3人のぬいぐるみ 「まさか…本当に私が死んだとでも?」 そう、私は生きている 「碧おねーちゃん…おなかすいたよぉ…」 「待ってなさい、今ご飯作ってあげるわ」 「今日ボク、目が食べたい」 「そうねぇ…新しい物を用意しないとね…」 「……碧」 ふと、後ろから声。 碧の動きが止まる。 「ねぇ、碧?」 「楓……」 「高崎」 「圭太くん…」 「碧」 「捺実ちゃん…」 3人の声。 この世には居ないハズの3人の声。 「「「迎えに来たよ」」」 そして物語は終わりを告げる。
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