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「な…なんだよ?俺の顔になんか付いてるのか?」
「それ本当!?」
驚きの声を上げる俊哉。
俊哉があんなに驚くとは…詩織さんはそんなに凄いのか…?
「ま、まぁな。
てか、それがどうしたんだよ?」
「え~?だって日向井 詩織さんと言えば塚本 茜さんと同じくらい人気あるよ?ねぇ、涼君」
「そうだな~。日向井と塚本は我がクラスの…いや全学年の男子達のアイドルみたいなもんだからな~」
ん?塚本 茜?
これはまた聞き慣れない名前が出て来たな…
「…塚本……茜って誰?」
「「………w」」
涼と俊哉の動きが止まる、それを不思議そうに見る俺。
な、なんだ、そのハァ?マジで言ってるの?的な顔は!?
暫くしてやっと涼の口が動く。
「き、貴様!塚本 茜を知らんのか!?」
「あぁ知らん」
素っ気ない返事をしつつ俺はジュースを飲む。
呆れた様子で涼が話しだす。
「はぁ…日向井と言い、塚本と言い…お前これっ~~~~ぽっちも女に興味がないんだなw」
「別に興味がないわけではないぞ?いや、むしろかなり興味がある。
てか、その二人を知らないのってそんなにおかしいのか?」
「あぁ、おかしいどころか異常だ。
同じクラスだぞ?w」
「異常ってw」
俺、とうとう異常者呼ばわりされてしまったよ…
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