始まりそして演劇部

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  「聞いてくれよ秀一郎く~ん。昨日も愛しの飛鳥たまがやられてしまったよ~」 そう俺に言って歎く俊哉。 やれやれ、コイツは俺に慰めてもらいたいのかね? 「そりゃ俊哉の腕が悪いだけだろ」 だが、俺はお前の意図をわかっていながらあえてお前を罵るぜ← 「地味にヒデーこと言うなーw」 「ま、精進しなさい」 俺はそう言うと俊哉の肩をポンっと叩く。 「てか、秀一郎君の方が弱いくせに何故上から目線?」 「うぃうぃ、確かに俺の方が弱いが、俺の方が先に鉄拳を始めたから俺は俊哉の先輩だ」 ちなみに補足だが、鉄拳というのは格闘ゲームの名称である。 決してお笑い芸人の鉄拳ではないw そして飛鳥というのは鉄拳に出て来るキャラの名前だ。 「なんちゅー理由やww」 「まぁそのうちノッコノコにしてやんよ、首を洗って待ってな」 「うん、わかったよwww」 その後も俺は俊哉と昨日のお笑い番組の話しをしていると、まだチャイムが鳴っていないのに我らがクラスの担任が教室のドアを開けて中に入って来た。 クラスのみんなが先生に挨拶する。 「「「真弥先生おはようございま~す」」」 「ハ~イ、皆さんおはようございま~す」
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