タクシー!?

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などと言って要請を断り、救急隊が判断して○○病院を最初から選んで要請を受けた患者さんと、他院に断られた要請がたくさん来たため、医師もイライラしていたところだった。 (先生…先生が忙しいってことは、看護師も忙しいってことなんですよ。) 「ったく、何なんだよ!こんな時間に。俺だって酒飲みてーよ。」 そんなことを医師が言っている間に、救急車が到着した。 ⑤さん、息子の方はかなりの泥酔状態で意識がない。 ⑥さん、父親は普段と変わらない量の酒を飲んだだけだと妻に怒りながら入って来た。 ……………。 勘弁してくれ。 酒臭い。。。 医師の指示を受け、2手に別れそれぞれに点滴を始め、一緒に来ていた奥さんと娘さんを通す。 隣だが、離れた距離に並んでいるベッドとベッド横にある付き添い用の椅子。 先輩と再び目が合った。 呆れる光景。 どちらかと言えば、 「俺は寝てただけなんだぞ!起こすんじゃねー!点滴なんかいらないから、早く家に帰らせろバカヤロー!」 と叫ぶ父親より、ほとんど動きもしない息子の方が心配にならないのか。。 何故か、付き添い2人ともが父親の横に腰かけていた。 …。
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