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しかし…。
看護師となり、目の前で起きる状況がそれだったのだと思う。
いつものように、いつもと変わらずに「行ってきます。」と言い仕事に向かった父親。
その父親が、今この家族の目の前で冷たくなり、2度と会話をかわすこともできない。
その患者さんは、同僚の方にも慕われているのがわかった。
職場のみんなとラジオ体操をした後に、気温差の激しい所を移動していた時に倒れてしまったとのことだった。
【ドスン!】
という音がしたため、すぐに同僚が駆けつけ救急車を呼んでくれた様だ。
人が苦しんでいるとき、そんな咄嗟の時に…人が人を助けることに理由なんていらないのかもしれないし、ないのかもしれない。
身体が動くモノなのかもしれない。
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