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「うーん、まあまあかな」
部屋の姿見に、新しい眼鏡をかけポーズをとる愛子。
そして眼鏡をはずすと、両手に持ち眺めた。
「さすがは悠里ね。センスあるわあ」
再び眼鏡をかけ直すと、ベッドに寝転がる。
「あの店員さん、かっこよかったなあ」
昼間のカフェでの出会いを思い出すと、自然に表情が緩む。
以前なら、どんなに素敵な男性に出会っても、自分とは関係のない人だと思い込んでいたが、今は違う。悠里に出会ってから、何かが弾けるように変化していた。
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