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「何でシロンのソウルドールだけここに…⁉」
ソウルドールを拾い上げたサチはそう呟いた。夢と関係あるのだろうか…。
今日の事、そして昨日の空耳…否、シロンの…声と…。色々考えているうち、サチは急に何かを感じとった。
「何…⁉」
サチはそう言い、手に持っていたソウルドールを見た。サチが感じ取ったのは、ソウルドールから微かに伝わってきた
温もりだった。そしてまた、聞こえたのだった。
『サチ…。』
あの、子どものような夢の中で聞いた、
シロンの声が…。
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